私には、息子が二人います。
もう今では、二人とも30代・・大人になりました。
まだ彼らが小さかった幼少時、
私たち家族は、都市部の公営住宅から、
田舎の、空気のきれいな町に、マイホームを持ちました。
自分たちの家を建てる!・・
ワクワクしました。
家を持った場所は、まだ空地もあちこちにあり、
小さな山もあり、
人口も少なく
とてものどかな場所。
ちょっと車を走らせれば、
牛や馬にも会える場所です。
私たちの家の近くに住む方たちは、
皆さんお仕事に出ていらしたり、農作業をされていたりで、
忙しく、
なかなか接点がなく・・
私が、人なれするのに時間がかかる性格なのもあり、
小さな子供のいない地域で、
子育て初心者の私・・。
親元も離れていて、知り合いもなく・・
育児は当然わからないことばかりで不安になりましたし、
社会との接点がない孤独も味わいました。
子供の急な病気や、思うようにいかない心配で
悩まされたりもしました。
夫は、泊り勤務もある仕事でしたが、
仕事から帰宅する夕方を、
心もとない気持ちで
待っていたのを思い出します。
日々忙しく、
疲れて帰ってくる夫なのはわかるのですが、
心のゆとりのない私は、
その日のことを話したかったのです。
聞いてほしい・ねぎらってほしい・・
その思いが口から溢れていました。
すると、夫が一言、
「お前が、ひとりで悩め。」
衝撃的な一言でした・・
が、
夫としても、
仕事には、
非常に集中力高く、取り組んでいたはずです。
相当疲れ果てて帰宅していたはずでした。
私にも、当時、
もう少し、心に余裕を持てていれば
そんなセリフを言わせるキッカケは、
なかったのかもしれないと、振り返ったりします。
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