整理整頓

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夫は整理整頓が大好きです。

自分のデスク周りや、引き出しの中など、
仕切りのあるトレーなど多用して、きれいに整理してあります。

結婚前から、アパートの部屋は、
きれいに整頓されていて、

旅行で買ったペナントやキーホルダーなど、
大きなものや小さなものもサイズを揃えて、
理路整然ときれいに一列に並べて
壁にディスプレイしてあり、
几帳面な性格が感じられました。

雑多な生活物は見えないようにバスケットに収納し、
衣類なども全て、細々畳んで見栄え良く収納しており、
きちんとしている人なんだなあ・・と、
感心したのを覚えています。

部屋にはごみなど落ちていませんでしたし、
ベッドもきれいに直してあるのはもちろんのこと、
タオルやバスタオルなどの生活が現れるものも、
本当にきれいに、真四角に折りたたんであり、
静物画のように積まれてありました。

ゴミ箱のゴミも、きちんと捨ててありましたし、
衣類にも、きちんとアイロンがあたっていまして、
何より清潔感を感じました。

結婚してからも、
やはり夫は変わることなく、きれい好きでした。

上に書いたようなことは、
頼まれなくても、手慣れているので、
時間があれば
サッとやってくれることが多々あり、
そこは十分に、助かりました。

彼には、自分で片付けて整理したい、という’使命’があり、

それは、例えば、私が掃除機をかけ終ったとしても、
まるで何事もなかったかのように
ほどなく又、掃除機を
持ってきて!かけようとするのです。

彼は何かに取り組み、過集中の状態に入ると、
周りで起こっていることは、耳に入らない・
首を回して見てみない、ことが往々にしてあるので、

私が既に掃除機をかけた音に気付かなかったんだなあ・・、と思い、
掃除機はもうかけたよ、と伝えると、

一瞬戸惑うのですが、という顔をしますが、

「いや!俺にかけさせて!」と言います。

私の’掃除機のかけかた’が、気に入らないのかと思うのですが、
そうではなくて、自分でかけたい!、と言うのでした。

それが何度も続いたので、掃除機は、
夫の担当になりました!

夫は、食事後の茶碗を洗うのも、
食事が済んだその瞬間に、
間髪を入れずにやろうとします。
本当に素早いのです。

私も茶碗洗いが好きで、立とうとするのですが、
彼はやると気持ちが落ち着くそうで、
逆に言えば、何かをやらずにはいられないところがありますね・・。

彼の、数年前に亡くなった義母が、
自営で忙しかったことが大きかったと思います。

掃除機は、
その次に来るルーティンです。
そして、ゴミ箱のゴミを集めて、外の物置に捨てに行くのも。

このゴミ捨ては、実は息子との軋轢のようになっていました。

息子が小学生の頃は普通に文句なく、
父親が毎日のルーティンのように、
部屋に入ってきてはゴミを集めたり、
掃除機をかけに来たりすることへの問題はなかったのですが、

息子が中学生になっても、
夫は息子がいようがいまいが、
部屋に頻繁に入り、
部屋の掃除・整理整頓の上に、
息子の机の中の整理整頓までするようになったのです。

夫は声が大きく、威圧感のある話し方をするので、
子供たちは真っ向から父親に言えずに、私に、
机の中を整理整頓されたくない、と、
至極当然のことを言うわけです。

私も、子供の立場だったら、
プライバシーに関わることですから
ものすごく嫌です。

夫にそのことを言いましたが、

「親が子供の机の中を整頓して何が悪い!
自分できちんと片付けしないからだ。」

「俺は、良かれと思ってやってるだけだ」

自分のテリトリーの範囲外の、
整理整頓のルーティンにもこだわりました。

心理テストの結果が出てわかったのですが、
相手の立場や気持ちに中々立てない、
自閉症ASDの性質のものでした。

なので、私は、

「もし、あなたの机を、
’良かれと思って整理整頓しておいたわ!’
と私が言ったとしたら、
あなたは、どう思う?
勝手に自分の机に手を入れられて、嫌じゃない?」
その時は、さすがにピンと来たようです。

相手の立場に立てるよう話しを持っていき、
一度考えてみてもらうことで
わかるときがあります。

ただ、普段から思い立ったら即行動!の夫なので、
一度は納得した話しも
忘れてしまうこともあります。

また、相手の立場に立って考えてみてもらうことも多々あります。






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