こちらに家を建て、引っ越ししてきた、
かれこれ、３０年前くらいのことです。
近くに、あまり高くない山があるのですが、
夜。
二階の窓から、たまたまカーテンをあけて、
暗い山側の外を見たとき。
その山の上に、なんと、おびただしい、明るい光がたくさん！
見えたのです。
その明るい光は、黙って同じところに浮かんでいると思ったら、
急にそのうちのいくつか、または、全ての光が、
不自然に行き交い始めて、
しかも急に、光の大きさも拡大したり、小さくなったり、
いきなり’瞬間移動’もしていたのです・・！
私は、UFO！！と思い、
声を上げて夫を呼び寄せると、
二人で感嘆しながら！
摩訶不思議な光の動きをただただ、
見ていました。
私は、
でも、これって、もしかして、
自衛隊の演習とか何かではないのか
確認しておきたいと思い、
地元の交番に電話を入れて、
自衛隊演習などが近くで行われていないか、聞いてみました。
すると、交番では・・、
いえ、聞いていませんね・・。
UFOですか？
いいえ、こちらからは見えませんが・・。
と、とてもクールな返答でした。
でも、この素早い動きは、UFOに間違いないね！！・・、
と、二人で、
興奮しながらしばらくの間、見ていましたが、
そのうち光は消えて、何も見えなくなりました。
数年経ってから、地元の人から聞いたのですが、
その山には、UFOが現れることがある、ということで・・！
基地もあると、噂されているとのこと・・。
その時は、光の不思議な光の饗宴に心奪われ、
写真を撮る頭がなかったのが、本当に残念でした・・・。
この間、たまたまUFOの特集をテレビで放送していたので、
夫に、当時の体験を思い出し、話したところ、
「・・・そんなこと知らない。
俺が高熱にうなされたときに、
オレンジ色の、UFOを窓越しに見たのは覚えてるけど！」と・・。
あんなに感嘆して、二人で見た鮮烈な風景を、
ストンと！
忘れてしまったのですか・・・？？・・
とにかく、彼の中には、あの日の感嘆は、
全くもって残っていなかったようで、
私には全く信じられない彼の性質・・・
彼は、よく過去に行った場所や、体験した思い出など、
普通に忘れるのですが、
こんな衝撃的なことまでも、なのですね・・・。
ちなみに、彼が覚えているオレンジ色のUFOというのは、
それはUFOじゃありません！・・
夫が、インフルエンザの高熱にうなされて、正気じゃない時に、
カーテンの隙間から、
夜の国道を走っている車のライトが、窓ガラスに反射して
彼には’UFOに’見えていたのです・・。
私は、そう見えていたのを確認したので、
当時夫にそう告げていたのですが、
やはり・・・そのことも、
ストン！と忘れ切っておりました・・・（泣）
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